聾学校における令和の日本型教育の実践に向けて

本校小学部では3年前から令和の日本型教育の実践に向けて研修・研究を続けています。今回は「教科教育における探究的な学習の進め方」と題して自主研修を実施しました。この自主研修のポイントは以下の4点です。

【Unlearnによる新しい授業】一斉指導ではなく、一人一人の学び方を支える授業(複数動線型授業)への転換

【見方、考え方の指導】教員主導の授業(構造的な学び)から児童主体の授業(探究的な学び)への転換

【学習の手引きとなる板書】何を学んだかが分かる板書(学びの記録)から学びの進め方が分かる板書(学びの地図)への転換

【情報活用能力】思考スキルの獲得を目指した思考ツールの活用課題の設定、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現を活用した授業の進め方)

今年度本校では、文部科学省初等中等教育視学委員でもあられます中京大学の泰山裕教授に来校していただき、「探究的な学び」についてご助言をいただいております。7月1日には「児童の主体的な学びを目指した探究的な学習」と題して①いま、求められている学び②個別最適な学びがなぜ必要か③思考スキルの活用④情報活用能力⑤学習者主体の学びを引き出す学習の手引き等について教えていただきました。2学期にもご来校いただき、授業を参観していただき、ご助言をいただく予定です。